ママ友の集まり

シングルマザーであるがゆえに変に気を使われたり、攻撃されたりすることもあって、ママ友との付き合い方に悩むシングルマザー(シンママ)も多くなっています。距離を置きたいけれど、子どものことを考えると難しいこともありますよね。シングルマザーがママ友とうまく付き合っていくにはどうすればよいのでしょうか。また、ママ友とトラブルにならないためにどうしたらよいでしょうか。

そこで今回は、実際にシンママがママ友との付き合いに苦労するわけや、直面するかもしれないトラブルについてご紹介します。

シンママがママ友との付き合いに苦労する理由

日本ではおよそ3組に1組が離婚をしているというデータもあり、2012年度は児童(年齢18歳未満)がいる家庭の6.8%がひとり親家庭になっています。昔ほどシングルマザーが珍しくなくなっているとはいえ、シングルマザーに対して偏見や思い込みを持っている人がいるのも事実です。

その理由としては、

  • 旦那の話がしにくい
  • 生活環境が違うので、話が合いにくい
  • 二人目などの話ができない、妊娠したことを話しづらい
  • お金がなさそうだから、一緒にランチやお出かけに誘いづらい

などがあるようです。

しかし、旦那さんがいても仲が悪い夫婦だっていますし、再婚すれば妊娠して子どもを持つ可能性だってあります。専業主婦でお金がない家庭だっていくらでもあるわけです。ネット社会ということもあり、好き勝手に書く人がいるので、こういったイメージを持ってしまいやすいだけなのかもしれません。

それよりも、シンママ自身が、そういったことで気を使わせているのだと気にしてしまい、余計ママ友作りをためらってしまうことも理由として考えられます。

シンママは冷たい方ばかりではありません。恐らく、同じ生活環境であっても合わない人はどこまでも合わないでしょう。ですから、シンママであることは、ママ友ができにくいという理由にはならないのです。シンママであることで周りに気を使わせてしまうことに気を使っていることこそが、ママ友作りを困難にしているように考えられます。

■参考URL:ひとり親家庭等の現状について

シンママがママ友とうまく付き合うコツ

笑顔の母子

シンママであってもなくても、ママ友とうまく付き合いたいですし、良いママ友ができるといいと思いますよね。周りにシンママでなく、一人のママとして付き合ってもらうためにできることを考えてみました。

あえて自分からシンママであることを言わない

シンママであることをオープンにしたいために、シンママであることをアピールしている方がいますが、これが意外と「無理やりひけらかしているようで嫌だ」「ちょっと苦手なタイプ」などと敬遠されがちです。確かに、隠さずオープンにするのは悪いことではありません。無理やり隠すより先に言ってしまうほうが楽なこともあります。聞かれれば答えればいいのですが、自分から言うのは場合によっては嫌がられてしまうこともあるのです。

あるシンママさんは、他のママ友が「うちの旦那は協力的でなくって、これじゃ旦那がいないようなものだよ」と聞いたときに、「うちは旦那がいなくてシングルマザーなんだけどね」とそれとなく軽く言ったそうです。そのときの反応は、「えらいねー」「すごい」などというお褒めの言葉だったそうで、「あ、言って良かったんだな。」と思ったそうです。

基本的にママ友との会話は子どもの話が中心。あまり家庭の話や旦那の話はしないことが多いかもしれません。だからこそ、あえて自分からシンママであることを言う必要はないのです。それとない話のときに言ったり聞かれたりしたら、「実は私、シングルマザーなの」とさらっと言う程度でいいでしょう。

園や学校行事にはなるべく参加する

仕事があるシンママにとって、特に小学校の日中にある学校行事の参加は難しいものです。授業参観は普段の子どもの学校での様子や友達関係、懇談会では子どもが仲良くしているお友達のママについて把握することができます。軽く自己紹介をしたり、子どもの様子を話したりする機会があるでしょう。

子どもが普段遊んでいる子のママがどの人かわかれば、「いつも遊んでいただいてありがとうございます」といったあいさつができますね。

また、懇談や家庭訪問を含めた場ではTPOを考えた服装や発言をしましょう。話が長かったり子どもの自慢話をしたりする人、人の悪口を言う人は嫌われやすい傾向にあります。公立の学校にはPTAがありますが、役員を始めからできないと言い切ってしまうのもダメです。シングルマザーは特にその点を厳しく見られてしまうことがあるようなので、注意しましょう。

無理をせず、最初から素の自分でいること

ママ友付き合いで疲れるのは、相手に対して気を使い過ぎたり、嫌われたくないと思うあまり、自分を押し殺して相手に無理に合わせたりしていることもあるようです。

例えば、子どもが着ているものや遊ぶおもちゃを、自分の子どもは全然違うのに仲良くなるために必死に合わせると、後から後悔します。持ち寄りパーティーで何か作っていくにも、本当は料理が苦手なのに無理して作ると後でしんどくなりますよね。

だったら、最初から自分はこういう人間だよ、ということをアピールしてしまえば気が楽なのかもしれません。料理が苦手なら、「私は作るのが苦手だから買って持って行くね」と最初に言えば負担もなくなります。そして、そんな自分を受け入れてくれるような、ママ友とのつきあいを大事にすればいいという気持ちを持つことが重要です。

シンママが直面するトラブル3選

ママといえど、一人の人間。いろいろなタイプの人がいますよね。シンママが直面するかもしれない他のママとのトラブルにはどのようなことがあるのでしょうか。対策と一緒に考えてみましょう。

離婚理由などを根ほり葉ほり聞いてくる

会うたびに、「どうして離婚したの?」「旦那さんと会っているの?」と興味あり気に聞いてくるママもいます。普通のママ友なら、家庭の事情を詮索はしてこないものです。シンママに対する偏見もあるような詮索タイプのママ友とは距離を置くといいでしょう。

シングルだと知ったとたん、距離を置かれる

今まで仲良くしていたし、会ったら話をよくしていたのに、シングルマザーであることを打ち明けたら急によそよそしくなるママ友がいます。シングルマザーに対して偏見を持っているのか、変に気を使っているのかのどちらかでしょうが、そんなことを考えても苦しいだけです。

そういうときは、あえて気にしない振りをしましょう。相手から普通に接してくるのを、気長に待てるなら待ってみるのも方法の一つです。それでも態度が変わらない人なら、それまでの人だと割り切ってしまうと楽かもしれません。

噂や悪口のネタにされる

シンママが珍しいのか、人を悪く言うことで自分を良く見せたいのか、噂や陰口を言うママもいます。噂好きなグループがいて、数名でありもしないことをいろいろと言っているのが聞こえます。こんなことがあると気分が悪いし、園に行きたくなくなりますよね。

あまりにも噂や陰口がひどい場合には、はっきりとやめてほしいと言うこともできますし、それが子どもにも悪影響を及ぼしそうだと感じた場合には、園に協力してもらって注意喚起をしてもらうことも手段として考えられます。

話題が尽きて一時的に終わりそうであれば、放っておいてもいいのかもしれませんが、そういった悪口好きな人とはなるべく関わらないようにするほうが精神的にも良いでしょう。

ママ友とトラブルにならないためのポイント

紙飛行機を飛ばす女性

いろいろなママ友と交流していると、ささいなことでも嫌だと感じることがあります。実際にそれがトラブルを引き起こすことになりかねません。芸能人のママタレント千秋さんの『人見知りだった千秋が付き合い上手になった魔法の法則16』(中央公論新社)で書かれている内容を参考に見てきましょう。

トラブル回避にはスルー力が必要

ママ友は自分と価値観が違うものなので、相手の言動にいちいち真正面から向き合っていたら疲れてしまうのは当然です。「ふ~ん」「へえ~」「あ~そう」と軽く受け流し、必要以上のエネルギーを使わないことがママ友トラブルを避けるコツ。ただし、本当に嫌なことははっきりと、自分の意思を伝えるようにします。

ママ友付き合いは期間限定だと割り切る

ママ友関係に悩む期間も幼稚園や保育園に通う間の数年だと考えれば、それほど悩まなくて済むかもしれません。子どもが小さい内は、送り迎えでは必ず他のママと顔を合わせることになりますし、園が終わった後に子どもが遊びたいといえば親も付き合わなければなりません。親子一緒に参加しなければならない行事も多く、そうなると他のママたちと会う機会も増え、それに比例してトラブルの数も増えるというわけです。

しかし、子どもが小学校に上がれば、年々親なしで行動ができるようになるので、ママ同士が顔を合わせる機会も減っていくことになります。つまり、ママ友同士が密に付き合うのは期間限定なのです。そう思えば、肩の力を抜いて楽に付き合えるようになるのではないでしょうか。

園の行事に可能であればパパにも参加してもらう

母子家庭であることで他のママに気を使わせてしまうことを気にして、良好な関係を築くことができないと悩むくらいなら、子どもの父親に園の行事などに参加してもらうのも方法です。

千秋さんは離婚する際、「父親がいないことで娘に寂しい思いは、絶対にさせたくない」と思ったため、娘さんに関するイベントには別れたご主人もなるべく出席するように約束してもらったのだそうです。
そのおかげで、他のママたちからもそれほど気をつかわれることがないそうです。逆に、娘さんの幼稚園時代は離婚経験があるのが千秋さんだけだったため、みんなのお悩み相談窓口のような感じで旦那に関する相談を持ちかけられることもあったそうです。

まとめ:トラブルをうまく回避して良好なママ友関係を

シンママに限らず、いろいろな家庭環境の子どもがいて、親の年齢や考え方もさまざまで、ママ友を作るということ自体が簡単ではありません。子ども同士仲が良いお友達のお母さんとは仲良くなれることがありますが、かといってあまり親密になり過ぎると、トラブルになる可能性もあります。

ママ友は普通の親友とは違う、ママ友なのだと割り切って付き合うと楽になりますし、トラブルも回避できるのではないでしょうか。園や学校で会えば話す程度で考えておくと精神的にも負担になりにくいでしょう。

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